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コラム

OpenRouterの無料モデル(:free)の制限と、上限に当たったときの選択肢

FastMetal

六角形の床に立つ金属トークンのイラスト。OpenRouterの無料モデルと、無料で試せる選択肢を表しています

この記事の要点

  • OpenRouterの無料モデルは、名前の末尾に「:free」が付いたモデルです。2026年8月時点の公開情報では1日50リクエストまでで、クレジットを購入すると上限が上がります。
  • コーディングエージェントは1つのタスクでモデルを数十回から数百回呼び出すため、1日の上限には作業の途中で届きます。
  • FastMetalにも¥0の無料モデル(gemini-flash-lite-free)があり、チャージしなくても呼び出せます。アカウントの作成は無料で、登録時の無料クレジットはありません。
  • 有料モデルを使うときは¥500から日本円でチャージでき、購入のたびに適格請求書が発行されます。

「OpenRouter 無料」で検索する方が知りたいのは、無料モデルで何ができて、どこで止まるのかでしょう。この記事では、OpenRouterの無料枠を公開情報の範囲で整理し、実際の作業でその上限がなぜ問題になるのかを説明します。後半では、日本のAIゲートウェイであるFastMetalで、無料モデルから円建ての有料利用へ進む方法を紹介します。

OpenRouterの無料モデル(:free)とは

OpenRouterは、多数のLLMをひとつのAPIで呼び出せる海外のサービスです。APIはOpenAI互換で、料金は米ドル建てのクレジットを購入して支払います。2026年8月には、Stripeによる買収の合意が発表されました。

そのOpenRouterが用意しているのが、モデル名の末尾に「:free」が付いた無料モデルです。料金がかからない代わりに、1日に送れるリクエスト数に上限があります。

無料枠の上限(2026年8月時点)

項目内容(2026年8月時点の公開情報)
無料モデルの見分け方モデル名の末尾に「:free」が付く
1日の上限50リクエスト(FastMetal調べ、2026年8月24日)
上限の引き上げクレジットを購入すると引き上げられる

数値や条件は改定されることがあります。

1日の上限でコーディングエージェントが止まる理由

無料枠でつまずきやすいのは、Claude CodeやClineのようなコーディングエージェントにつないだときです。

人がチャットで質問するときは、1回の質問が1回のリクエストです。エージェントはそうはいきません。ファイルを読む、方針を立てる、コードを書き換える、テストを走らせる、エラーを読んで直す。この一つひとつがモデルへのリクエストになり、1つのタスクで数十回から数百回に達します。1日50リクエストの枠は、最初のタスクの途中で尽きることもあります。

途中で止まると何が起きるか

上限に達すると、エージェントはそれ以上モデルを呼び出せず、その場で止まります。ファイルの書き換えが途中まで進んだ状態で残ることもあり、続きは上限が戻るのを待つか、手で片付けることになります。

しかもエージェントは、呼び出すたびにそれまでの会話やファイルの内容を送り直すため、1回ごとに送るトークンも膨らみます。毎日の開発で使うなら、大事なのは回数の上限より、使った分の費用をどう管理するかです。

無料枠が向く用途と向かない用途

向いている用途向かない用途
APIの疎通確認コーディングエージェントでの日々の開発
プロンプトの試行錯誤本番のアプリケーション
個人の学習や検証大量のデータを流すバッチ処理

無料枠は、試すための枠です。毎日の作業を任せるなら、使った分だけ支払う有料の環境に移るのが近道です。

FastMetalの無料モデル

FastMetalは、25のプロバイダーが提供する95以上のモデルを、ひとつのAPIキーで呼び出せる日本のAIゲートウェイです。APIはOpenAI互換とAnthropic互換の両方を用意しています。

FastMetalにも、¥0で呼び出せる無料モデルがあります。

項目内容
モデルIDgemini-flash-lite-free
提供元Google
料金¥0
チャージ不要(残高が¥0でも呼び出せます)

アカウントの作成は無料で、登録時の無料クレジットはありません。まず無料モデルで感触をつかみ、有料モデルが必要になったらクレジットを購入する、という順番です。

無料モデルの呼び出し方

OpenAI互換のエンドポイントに、モデルIDを指定して送ります。

curl https://api.fastmetal.ai/v1/chat/completions \
  -H "Authorization: Bearer $FASTMETAL_API_KEY" \
  -H "Content-Type: application/json" \
  -d '{
    "model": "gemini-flash-lite-free",
    "messages": [{"role": "user", "content": "こんにちは"}]
  }'

有料モデルに切り替えるときは、model の値を書き換えるだけです。deepseek-v4-pro や anthropic-claude-sonnet-5 を指定すれば、同じキー、同じコードのまま呼び出せます。APIの基本はAPIのはじめかたに、モデルの一覧はモデル一覧にあります。

無料モデルに送るデータについて

FastMetalは、お客様のデータをモデルの学習に使いません。リクエストは各モデルの提供元に中継され、提供元の側ではそれぞれのポリシーが適用されます。無料モデルも同じです。提供元でのプロンプトの扱いは、モデル一覧から各モデルのページを開き、「プロンプトの保持」と「学習への利用」の欄で確認できます。業務データや未公開のソースコードを送る前に必ずこの欄を確かめ、機密性の高いデータは事前にFastMetalへご相談ください。

無料モデルで足りなくなったら:¥500からの円建てプリペイド

本格的に使うときは、日本円でクレジットをチャージします。有料モデルは100万トークンあたりの従量課金で、モデルごとの入力と出力の単価はFastMetalの料金ページで確認できます。

支払いの条件

項目FastMetal
通貨日本円
最低購入額¥500
支払い方法クレジットカード(即時反映)、銀行振込(前払い)
請求書購入のたびに適格請求書を発行(登録番号 T5010001015990)
月額料金なし
請求の上限チャージした残高まで

銀行振込では、振込口座を記した適格請求書がその場で発行され、入金の確認後に残高へ自動で反映されます。

予算は残高で決まる

前払いなので、チャージした残高を超える請求は起こりません。APIキーごとに残高の上限を設定できるため、エージェントが想定以上に呼び出しを重ねても、影響はそのキーの枠の中に収まります。残高が少なくなったときと、なくなったときにはメールでお知らせします。

コーディングエージェントで使う

Claude Codeは、環境変数でベースURLとトークンを指定すればFastMetal経由で動き、GLMやDeepSeek、Kimiをその中で使うこともできます。手順はClaude Codeの設定ガイドとClaude CodeをAPIキーで使う方法に、費用の目安はClaude Codeの料金にまとめています。エージェントの費用は送り直される入力トークンが大半を占めるため、プロンプトキャッシュに対応したモデルを選ぶと抑えやすくなります。

OpenRouterから移るときの違い

項目OpenRouter(2026年8月時点の公開情報)FastMetal
OpenAI互換API対応対応(Anthropic互換APIもあり)
支払いの通貨米ドル日本円
無料モデル「:free」付きのモデル(1日の上限あり)gemini-flash-lite-free(¥0、チャージ不要)
モデルIDの書き方スラッシュ区切り(anthropic/claude-opus-5)ハイフン区切り(anthropic-claude-opus-5)

既存のコードは、ベースURL、APIキー、モデルIDの3つを書き換えれば移せます。モデルIDの対応表はOpenRouterからFastMetalへの移行ガイドに、料金の違いはOpenRouterの料金と手数料に、全体の比較はFastMetalとOpenRouterの比較にあります。サービスの概要はOpenRouterとはをご覧ください。

よくある質問

OpenRouterの無料モデルは1日何回まで使えますか

2026年8月時点の公開情報では、クレジットを購入する前のアカウントで1日50リクエストまでです。クレジットを購入すると上限が引き上げられます。数値や条件は改定されることがあります。

OpenRouterの無料枠でコーディングエージェントは使えますか

エージェントは1つのタスクでモデルを数十回から数百回呼び出すため、1日の上限には作業の途中で届き、そこで止まります。毎日の開発を任せるには回数が足りません。

FastMetalに無料で使えるモデルはありますか

あります。gemini-flash-lite-freeは¥0で、チャージしなくても呼び出せます。アカウントの作成も無料です。登録時に付与される無料クレジットはないため、有料モデルを使うときはクレジットを購入します。

FastMetalの有料モデルはいくらから使えますか

クレジットは¥500から購入できます。カード払いは即時に反映され、銀行振込(前払い)も選べます。月額料金はかからず、モデルごとの単価は料金ページで確認できます。

経費精算に使える請求書は出ますか

クレジットを購入するたびに、適格請求書(登録番号 T5010001015990)が発行されます。消費税は購入時に加算されます。


FastMetalの無料モデルを試す

アカウントを作成すれば、チャージしなくてもgemini-flash-lite-freeを¥0で呼び出せます。有料モデルは¥500からクレジットを購入して使えます。

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最新のAIモデルを今すぐ試す

最新のAIモデルはFastMetalのAPIキー1つで利用できます。ブラウザですぐに試す、またはOpenAI SDKからそのまま呼び出せます。