Nano Banana 2の使い方・料金・作例:画像生成APIを実際に叩いて比べた
Nano Banana 2はGoogleの画像生成モデルで、FastMetalでは google-nano-banana-2 というモデルIDで呼べます。1枚あたり12.23円。カタログの中では安いほうではありません。
この記事では実際にAPIを叩いて、同じ日本語プロンプトを3つの画像モデルに投げた結果を並べます。値段の差が絵にどう出るのかを、実物で見てください。
まず1枚生成する
画像生成はチャット補完とは別のエンドポイントです。/v1/images/generations を使います。
curl https://api.fastmetal.ai/v1/images/generations \
-H "Authorization: Bearer $FASTMETAL_API_KEY" \
-H "Content-Type: application/json" \
-d '{
"model": "google-nano-banana-2",
"prompt": "和紙の質感を活かした浮世絵風の錦鯉。藍と朱の配色、力強い墨線",
"n": 1
}'
プロンプトは日本語のままで通ります。英訳する必要はありません。
つまずきやすい点:url は必ず null です
レスポンスの形で最初に引っかかるのがここです。
{
"data": [
{
"b64_json": "iVBORw0KGgoAAAANSUhEUg...",
"url": null
}
],
"usage": { "total_tokens": 1146, "input_tokens": 26, "output_tokens": 1120 }
}
画像は data[0].b64_json にBase64で入っています。url は常に null です。OpenAIのドキュメントを見ながら url を読みに行くコードを書くと、None を掴んで落ちます。
保存はこうします。
import base64
from openai import OpenAI
client = OpenAI(api_key="sk-...", base_url="https://api.fastmetal.ai/v1")
res = client.images.generate(
model="google-nano-banana-2",
prompt="和紙の質感を活かした浮世絵風の錦鯉。藍と朱の配色、力強い墨線",
n=1,
)
with open("koi.png", "wb") as f:
f.write(base64.b64decode(res.data[0].b64_json))
つまずきやすい点:usage の数字で課金額は計算できません
3モデルを同じプロンプトで叩いて、返ってきた usage を並べるとこうなります(2026年8月31日実測)。
| モデル | 出力トークン | 実際の課金 |
|---|---|---|
google-nano-banana-2 | 1,120 | 1枚 12.23円 |
bytedance-seedream-4.5 | 16,384 | 1枚 7.15円 |
z-image-turbo | 0 | 1枚 1.68円 |
出力トークン数と実際の料金の間に、まったく相関がありません。bytedance-seedream-4.5 はトークン数が14倍なのに料金は半分以下で、z-image-turbo に至っては0を返してきます。
画像生成の課金は 1枚いくらの定額 です。usage は上流のAPIがそのまま返してきた値で、モデルによって意味が違います。コスト計算に使わないでください。枚数を数えるのが正解です。
作例:同じプロンプトで3モデル
プロンプトは「和紙の質感を活かした浮世絵風の錦鯉。藍と朱の配色、力強い墨線」。指示としては、画風(浮世絵)、素材感(和紙)、配色(藍と朱)、線の質(力強い墨線)の4つが入っています。
google-nano-banana-2(12.23円、19.8秒、1024×1024)

4つの指示を全部拾っています。紙の繊維と縁の毛羽立ちまで和紙として描かれていて、藍の渦と朱の鱗の配色も指示どおり。落款らしき印まで描き込まれています。
bytedance-seedream-4.5(7.15円、22.6秒、2048×2048)

墨線の勢いはこれが一番あります。解像度も2048×2048と唯一の倍。ただし仕上がりは版画というより、折り目のついた紙に描いた墨絵に寄っていて、「浮世絵風」としては少し外しています。用途によってはこちらのほうが好ましいはずです。
z-image-turbo(1.68円、4.4秒、1024×1024)

錦鯉は綺麗に描けています。ただ、浮世絵でも和紙でも墨線でもありません。水彩画です。4つの指示のうち通ったのは題材だけでした。
そのかわり、7分の1の値段で約4.5倍速い。ラフ出しやサムネイルの量産のように「それらしい絵が早く大量に欲しい」場面では、この速さと値段が効きます。
読み取れること
値段順に並べたときの差は、絵の綺麗さではなく 指示追従の精度 に出ました。z-image-turboの絵は単体で見れば十分に綺麗で、プロンプトと突き合わせて初めて外していることがわかります。
画風や素材感を細かく指定する仕事なら12.23円は妥当です。題材だけ合っていればいい仕事に12.23円を払う必要はありません。
テキストモデルに画像は頼めません
当たり前に聞こえますが、実際によくやる間違いです。
FastMetalの比較コーパスでは、この錦鯉のプロンプトを13モデルに投げています。画像を返したのは3つだけで、残りの10モデルはテキストで返してきました。たとえば qwen3.8-27b の回答はこうです。
画像そのものは生成できませんが、この言葉を画像生成用のプロンプトとして整えました。
エラーにはなりません。HTTP 200で、丁寧な日本語のテキストが返ってきます。多くはプロンプトの清書を提案してきますし、glm-5.3-flash は健闘してSVGを書いて返してきました。いずれにせよ画像ファイルは手に入りません。
画像モデルかどうかは /models で確認してください。
次のステップ
- 生成の基本形は画像生成APIチュートリアルに、モデル追加の経緯はNano Banana 2 が利用可能ににあります
- Seedream 4.5とZ-Image Turboの一騎打ちは画像生成対決で扱っています
- 最新の対応モデルと料金は /models と /pricing で確認できます
同じAPIキーで3モデルとも呼べるので、自分のプロンプトで並べてみるのが一番早い判断材料になります。