gpt-oss-120b vs Claude Haiku 4.5:オープンの軽量枠 vs 高速クローズド
大量のリクエストを安く速く捌く「効率重視」の枠で、性格の異なる2つの選択肢があります。OpenAI 自身がオープンウェイトで公開した gpt-oss-120b と、Anthropic の高速・低コストモデル Claude Haiku 4.5 です。この記事では、この枠でオープンがクローズドに並べるのかを見ていきます。
結論から言うと、**「自前ホスティングや改変の自由なら gpt-oss、そのまま速く安定して使うなら Haiku 4.5」**という構図です。
スペック比較
| 項目 | gpt-oss-120b | Claude Haiku 4.5 |
|---|---|---|
| 提供元 | OpenAI | Anthropic |
| モデルID(FastMetal) | gpt-oss-120b | anthropic-claude-haiku-4-5 |
| ライセンス | Apache 2.0(オープン) | クローズド |
| アーキテクチャ | MoE(総1168億/アクティブ約51億) | 非公開 |
| 主な強み | 推論・コード合成、自前運用の自由 | 圧倒的な速度と低コスト |
強みの違い
gpt-oss-120b は、OpenAI が Apache 2.0 で公開したオープンウェイトモデルです。総パラメータ約1168億に対しアクティブは約51億で、量子化すれば高性能PC1台でも動くと報告されています。公開直後から数時間で開発者が組み込みを始めるなど、反応は総じて好意的でした。推論やコード合成、競技プログラミング系のタスクで比較的強いとされています。最大の価値は重みが公開されている自由さ——自前でホスティングし、改変・ファインチューニングできる点です。
Claude Haiku 4.5 は、クローズドながら「効率の完成形」に近いモデルです。Sonnet 系の2倍以上の速度で動き、料金も安く抑えられています。SWE-bench Verified で 73% と、上位モデルに肉薄するコーディング力を持ちます。早期の開発者からは「速度が行動を変える」という声が上がり、GitHub Copilot チームも「Sonnet 4 に匹敵する品質をより速く」と評価しました。
それぞれの弱点
gpt-oss-120b の注意点: レビューによると、探索的な推論に時間をかけすぎてトークンを浪費する傾向や、それに伴う解答の誤りが指摘されています。創作系のタスクは苦手で、安全性の作り込みもクローズドの上位勢より弱いとされます。期待していた「リークされた別モデル」と比べて物足りない、という声もありました。
Claude Haiku 4.5 の注意点: クローズドなので重みは使えず、自前でのホスティングや改変はできません。最難関のタスクでは上位の Sonnet/Opus に譲ります。
使い分け
- gpt-oss-120b が向くケース — 自前インフラで動かしたい、重みを改変・ファインチューニングしたい、ライセンスの自由が要件になる場面。
- Claude Haiku 4.5 が向くケース — 日々のワークロードの7〜9割を速く安く捌きたい場面。難しいケースだけ上位モデルへ「エスカレーション」する構成(バーベル戦略)に最適。
両方試す
FastMetal では、どちらも同じ API キー・同じ円建て残高で使えます。model を差し替えるだけです。
# gpt-oss-120b
curl https://api.fastmetal.ai/v1/chat/completions \
-H "Authorization: Bearer $FASTMETAL_API_KEY" \
-H "Content-Type: application/json" \
-d '{"model": "gpt-oss-120b", "messages": [{"role": "user", "content": "こんにちは"}]}'
# Claude Haiku 4.5(model を差し替えるだけ)
curl https://api.fastmetal.ai/v1/chat/completions \
-H "Authorization: Bearer $FASTMETAL_API_KEY" \
-H "Content-Type: application/json" \
-d '{"model": "anthropic-claude-haiku-4-5", "messages": [{"role": "user", "content": "こんにちは"}]}'
よくある質問
Q. gpt-oss-120b はオープンモデルですか? はい。OpenAI が Apache 2.0 ライセンスで重みを公開しており、商用利用・改変・ファインチューニングが可能です。
Q. コーディングならどちらが上ですか? Haiku 4.5 は SWE-bench Verified 73% と安定したコーディング力を持ちます。gpt-oss はコード合成に強い一方でトークンを浪費しやすい傾向があり、用途とコストで選ぶのが現実的です。
Q. 日本語はどちらが得意ですか? 両モデルとも日本語特化のベンチマークは確認できませんでした。重要な用途では実プロンプトでの検証をおすすめします。
まとめ
自前運用や改変の自由なら gpt-oss-120b、そのまま速く安定して使うなら Claude Haiku 4.5 ——同じ「効率重視」でも、オープンとクローズドで価値の置きどころが違います。FastMetal なら両方を同じキーで試せます。