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コラム

LLM-jp-3.1 vs Claude Haiku 4.5:国産オープン日本語モデル vs 海外クローズド

FastMetal

日本語を重視するとき、「国産の日本語特化オープンモデル」と「海外の高速クローズドモデル」という対照的な選択肢があります。国立情報学研究所(NII)の LLM-jp-3.1 と、Anthropic の Claude Haiku 4.5 です。この記事では、日本語重視の用途で国産オープンがどこまで戦えるかを見ていきます。

結論から言うと、**「日本語の文章・人文系タスクなら LLM-jp-3.1、コーディングや速度・コストなら Haiku 4.5」**です。

スペック比較

項目LLM-jp-3.1 8x13B instruct4Claude Haiku 4.5
提供元国立情報学研究所(NII)Anthropic
モデルID(FastMetal)llm-jp-3.1-8x13b-instruct4anthropic-claude-haiku-4-5
ライセンスオープン(重み公開)クローズド
アーキテクチャMoE(総73B/アクティブ22B)非公開
入力テキストテキスト・画像
主な強み日本語・人文系タスク速度・低コスト・コーディング

強みの違い

LLM-jp-3.1 は、日本の研究機関が開発した日本語特化のオープンモデルです。フラッグシップの llm-jp-3.1-8x13b-instruct4(総73B/アクティブ22B)は、日本語評価で GPT-4-0613 を上回るとされ、特に人文系(humanities)カテゴリで最も高いスコアを記録しています。指示追従性も世代を追って大きく改善しました。重みが公開されており、自前でのホスティングや研究用途に使える点も特徴です。国産・オープンという性格は、日本語のニュアンスや透明性を重視する現場で価値があります。

Claude Haiku 4.5 は、クローズドながら速度・コスト・コーディングのバランスに優れます。料金は安く、Sonnet 系の2倍以上の速度で動きます。SWE-bench Verified で 73% と、上位に肉薄するコーディング力を持ち、テキストに加えて画像も扱えます。日々の作業の主力として幅広く使えるモデルです。

FastMetal での円建ての実際の単価は料金ページでご確認ください。

それぞれの弱点

LLM-jp-3.1 の注意点: コーディングや数学のタスクでは、他機関のモデルに比べて性能が劣る傾向があり、今後の改善課題とされています。文脈長も控えめで、画像は扱えません。汎用の実務全般で最新のフロンティア機と張り合うモデルではなく、日本語・人文系という得意分野で選ぶモデルです。

Claude Haiku 4.5 の注意点: クローズドなので重みは使えず、自前でのホスティングや改変はできません。日本語特化のモデルではないため、繊細な日本語表現が成果物の質を左右する用途では、実際に比べてみる価値があります。

使い分け

  • LLM-jp-3.1 が向くケース — 日本語の文章生成・要約、人文系の知識タスク、国産・オープンであること自体が要件になる研究・公共用途。
  • Claude Haiku 4.5 が向くケース — コーディングを含む実務全般、大量のリクエストを速く安く捌きたい場面、画像入力が必要な用途。

両方試す

日本語の品質は、ベンチマークの順位ではなく自分の実プロンプトで確かめるのが確実です。FastMetal なら、同じ API キー・同じ円建て残高のまま model を差し替えるだけで両方を比較できます。

# LLM-jp-3.1 8x13B instruct4
curl https://api.fastmetal.ai/v1/chat/completions \
  -H "Authorization: Bearer $FASTMETAL_API_KEY" \
  -H "Content-Type: application/json" \
  -d '{"model": "llm-jp-3.1-8x13b-instruct4", "messages": [{"role": "user", "content": "こんにちは"}]}'

# Claude Haiku 4.5(model を差し替えるだけ)
curl https://api.fastmetal.ai/v1/chat/completions \
  -H "Authorization: Bearer $FASTMETAL_API_KEY" \
  -H "Content-Type: application/json" \
  -d '{"model": "anthropic-claude-haiku-4-5", "messages": [{"role": "user", "content": "こんにちは"}]}'

よくある質問

Q. 日本語ならどちらが上ですか? 日本語の文章や人文系タスクでは LLM-jp-3.1 が強みを発揮します。ただし用途によって差が出るため、実プロンプトでの比較をおすすめします。Haiku 4.5 も日本語は実用的です。

Q. コーディングならどちらですか? Claude Haiku 4.5 です。SWE-bench Verified 73% と安定したコーディング力を持ちます。LLM-jp-3.1 はコーディング・数学が相対的な弱点です。

Q. LLM-jp-3.1 はオープンモデルですか? はい。国立情報学研究所が重みを公開している、日本語特化のオープンモデルです。

まとめ

日本語・人文系なら LLM-jp-3.1、コーディングや速度・コストなら Claude Haiku 4.5 ——国産オープンと海外クローズドは、得意分野がはっきり分かれます。日本語重視の現場では、両方を同じキーで試して見極めるのがおすすめです。

各モデルの詳細は llm-jp-3.1 レビューClaude Haiku 4.5 レビュー、対応モデルはモデルカタログをご覧ください。