MCPサーバー

FastMetalはリモートMCPサーバーを提供しています。Model Context Protocolに対応したエージェントであれば、FastMetalのモデルをツールとして呼び出せます。インストールは不要です。URLを1つ指定し、すでにお持ちのAPIキーで認証するだけです。

ベースURLを設定する方法との違い

どちらも利用できますが、解決する課題が異なります。エージェントのベースURLをFastMetalに向けると、セッション全体が1つのFastMetalモデルで動作します。一方MCPサーバーを使えば、現在のモデルをそのまま使いながら、FastMetalをツールとして呼び出せます。

  • 作業中のモデルを切り替えることなく、別のモデルにセカンドオピニオンを求められます。
  • エージェント内で画像を生成・編集できます。ツール呼び出しが必要なため、テキストのベースURL設定では実現できません。
  • セッションの途中で、最新のモデル料金や残高を確認できます。

エンドポイントと認証

Streamable HTTPで接続し、FastMetalのAPIキーをベアラートークンとして送信します。APIを直接利用する際と同じキーです。なお api.fastmetal.ai は推論APIのホスト名であり、MCPのルートは存在しませんのでご注意ください。

https://mcp.fastmetal.ai/mcp

Claude Code

MCP CLIでサーバーを追加します。Claude Codeは起動時に環境変数を展開するため、キー自体が設定ファイルに書き込まれることはありません。事前にシェルの設定ファイルで FASTMETAL_API_KEY をexportしてください。

claude mcp add --transport http fastmetal https://mcp.fastmetal.ai/mcp \
  --header "Authorization: Bearer ${FASTMETAL_API_KEY}"

セッション内で /mcp を実行すると接続を確認できます。FastMetalのツールがツール一覧に表示されます。

Codex CLI

Codexの設定ファイルにサーバーを追加します。サーバーの管理には codex mcp コマンドを使用します(Codexには /mcp スラッシュコマンドはありません)。

~/.codex/config.toml
[mcp_servers.fastmetal]
url = "https://mcp.fastmetal.ai/mcp"

[mcp_servers.fastmetal.http_headers]
Authorization = "Bearer sk-your-fastmetal-key"

その他のクライアント

カスタムヘッダー付きのリモートMCPサーバーに対応したクライアントであれば利用できます。Cursor、OpenCode、Claude Desktopなどが該当し、多くは次の形式のJSONを受け付けます。

{
  "mcpServers": {
    "fastmetal": {
      "type": "http",
      "url": "https://mcp.fastmetal.ai/mcp",
      "headers": {
        "Authorization": "Bearer sk-your-fastmetal-key"
      }
    }
  }
}

利用できるツール

11個のツールを提供しています。モデル情報の取得と残高確認は無料で、それ以外は通常の料金が発生します。

ask指定した1つのモデルにプロンプトを送信し、回答をトークン数と正確な料金(円)とともに取得します。
compare同じプロンプトを複数のモデルに同時に送信し、それぞれの回答と料金を並べて比較します。
generate_imageテキストから画像を生成します。短時間有効なダウンロードリンク(エージェントに保存を指示できます)と1枚あたりの実際の料金を返します。画像を表示できるクライアントでは inline:true を指定してください。
analyze_imageURLまたはデータURLで渡した画像について、視覚対応モデルに質問します。
generate_video設定済みの動画モデルを選んで、テキストから短い動画を生成します。最大45秒まで生成の完了を待ち、短時間有効なダウンロードリンク、または後から受け取るための job_id を返します。
get_videogenerate_video で開始した動画を job_id で確認し、完成したらダウンロードリンクを取得します。料金は送信時に発生しているため、この呼び出しは無料です。
list_modelsキーで利用できるすべてのモデルを、100万トークンあたりまたは1枚あたりの最新料金とともに一覧表示します。
get_model特定のモデルの詳細(料金や視覚対応の有無を含む)を取得します。
quota残高・使用額・予算を確認します。
health_check接続状態とキーの有効性を確認します。
model_compatibility実測に基づき、エージェント型のコーディングループを安定して動かせるモデルを示します。

動画はプロンプトの内容にかかわらず、モデルごとの定額が1本あたりに課金されます(料金一覧はツールの説明に記載)。課金はジョブが受理された時点で行われるため、get_video は何度呼び出しても無料です。キーごとに1日の動画利用予算があります(デフォルト¥1,250)。ダウンロードリンクには有効期限があるため、エージェントにファイルの保存を指示してください。

curlでの動作確認

プロトコルは単一のPOSTで行うJSON-RPC 2.0です。Acceptヘッダーには application/json と text/event-stream の両方を指定する必要があります。これによりStreamable HTTPのリクエストとして識別されます。

curl -X POST https://mcp.fastmetal.ai/mcp \
  -H "Authorization: Bearer $FASTMETAL_API_KEY" \
  -H "Content-Type: application/json" \
  -H "Accept: application/json, text/event-stream" \
  -d '{"jsonrpc":"2.0","id":1,"method":"tools/call",
       "params":{"name":"quota","arguments":{}}}'

レスポンスはServer-Sent Eventsとして返るため、JSONの結果は data: 行に包まれて届きます。主なメソッドは initialize、tools/list、tools/call です。

トラブルシューティング

401 — APIキーが送信されていない

Authorizationヘッダーがサーバーに届いていません。記法(Authorization: Bearer sk-...)を確認し、環境変数がexportされているかご確認ください。

401 — キーが無効または失効している

キーが拒否されました。推論APIの /v1/models に対してcurlで直接リクエストを送り、キーが有効か確認してください。

429 — リクエストが多すぎる

拒否されるキーを繰り返し送信した場合、通常のトラフィックより厳しく制限されます。多くは古いキーが設定に残ったまま再試行されているケースです。キーを修正すれば1分以内に解除され、正確な待ち時間はRetry-Afterヘッダーで確認できます。一度認証に成功したキーはキャッシュから処理されるため、制限の対象になりません。

回答が空、または途中で切れる

推論モデルは回答前に思考にトークンを消費するため、max_tokensが小さいと回答が生成される前に上限に達することがあります。max_tokensを大きくして再試行してください。